がん検診を会社が無料・補助にしてくれる会社と、がん治療休暇がある会社|公式情報のみで一覧
この記事の内容は、各社の公式採用ページ・公式サイト・サステナビリティページに書かれている内容です。金額や対象年齢は変わることがあります。応募や受診の前に、会社の最新の案内を確かめてください。
会社の健康診断(定期健康診断)で法律が決めている項目に、がん検診は入っていません。大阪府の案内によると、職場のがん検診は「法律での定めがなく、多くの場合、企業や保険者の福利厚生の一環として任意に実施されています」。国は「職域におけるがん検診に関するマニュアル」(2018年3月)で、職場で行うときのやり方を示しています。
つまり、がん検診を受けやすいかどうかは、会社しだいです。たとえるなら、定期健康診断は「学校で全員が受ける身体測定」、がん検診は「学校によってあったりなかったりする特別な検査」のようなものです。
この記事では、会社の制度を2つに分けて並べました。
- がんを見つけるための支え:がん検診を無料にする・費用を補助する
- がんになったあとの支え:治療のための休暇・短時間勤務
がん治療のための休暇・働き方がある会社
がんの治療は、入院だけでなく通院が長く続くことがあります。有給休暇だけでは足りなくなることもあるので、治療のための休暇や、短い時間で働ける制度があると続けやすくなります。
| 会社 | 公式に書かれている内容 |
|---|---|
| 朝日インテック | がん治療のために60日を限度とする有給の特別休暇。1時間単位で短くできる短時間勤務と、1か月を限度に1時間単位で働けるリハビリ出勤もある |
| 三井住友信託銀行 | がん治療休暇がある(2024年度の利用者は56人) |
| ジェイテクト | 採用サイトに「がん治療休暇」と明記 |
| カンロ | がん治療休暇がある |
| キユーピー | がん検診を受けるための特別休暇がある |
日数まで公表しているのは、今回調べた中では朝日インテックの60日だけでした。
がん検診を全額会社負担・無料にしている会社
| 会社 | 公式に書かれている内容 |
|---|---|
| オリンパス | 全女性社員が乳がん・子宮がん検診などを受けられる。35歳以上は定期健診のときに大腸がん・胃がんなど、ほぼ全てのがんのオプション検診を無料で受けられる |
| フューチャー | 五大がん検診の費用を全額補助。30歳以上は人間ドックも受けられる |
| ビジョナル | がん検診の費用を全額会社負担 |
| アドウェイズ | 30〜34歳向けのがん検査、35歳以上向けの人間ドックを無料(任意)で受けられる |
| アイル | 婦人科検診(乳がん・子宮頸がん)と、35歳以上の前立腺がん検査の費用を全額会社負担 |
| 西松建設 | 年齢に関係なく、女性のがん検診を会社が全額補助 |
| サイバーセキュリティクラウド | 定期健康診断で、乳がん検診と胃部X線検査の費用を会社が全額負担 |
| BASE | 乳がん検査と子宮頸がん検査の費用を全額補助 |
| ラキール | 乳がん検診と子宮頸がん検診を無料で受けられる |
「全額」と書いている会社は、IT企業が多いのが目立ちます。
補助の金額を公表している会社
| 会社 | 金額 | 公式に書かれている内容 |
|---|---|---|
| 明治安田生命 | 年12,000円まで | 乳がん・子宮頸がん検診の自己負担額を実費で支給(上限12,000円) |
| ウエルシアホールディングス | 2,000円 | 乳がん検診の補助。マンモグラフィは2,000円、乳房エコーは1,000円 |
補助の金額まで公表している会社は、ほとんどありません。コクヨも乳がん検診(2020年)・子宮頸がん検診(2023年)の補助の上限を引き上げたと公表していますが、金額は書いていません。
会社負担・会社の健診で受けられる会社
| 会社 | 公式に書かれている内容 |
|---|---|
| ディップ | 30歳以上の女性は子宮頸がん・乳がん(乳腺超音波)、40歳以上は乳がん(マンモグラフィ)を会社負担で受けられる |
| 東急 | 35歳以上の女性社員に、子宮頸がん・卵巣がん等・乳がん検診を社内の定期健診で実施 |
| 京阪電気鉄道 | 乳がん・子宮頸がん・卵巣がん検診を定期健診と同時に受けられ、費用の一部を補助 |
| 京成電鉄 | 定期健康診断を年2回。乳がん・子宮がん検診なども実施 |
| 野村ホールディングス | 29歳以下の女性社員にも、定期健診のときに子宮頸がん検診を実施 |
| 小野薬品工業 | 35歳未満の女性社員も、定期健診のときに子宮頸がん検診を受けられる |
| 日本酸素ホールディングス | 5大がん検診 |
費用の一部を補助する会社・保険がある会社
| 会社 | 公式に書かれている内容 |
|---|---|
| サンドラッグ | がん検診を受けたときの自己負担の一部を会社が補助 |
| 日立システムズ | がん検診の費用補助 |
| 三菱ケミカルグループ | 健康保険組合による、がん検診(胃・婦人科など)の費用補助を増額 |
| 神戸物産 | 40歳以上が入れるがん保険加入制度 |
求人票や面接で確かめたいこと
- がん検診は何歳から受けられますか?(「35歳以上」など年齢の条件が多いです)
- 費用は全額会社負担ですか、それとも一部補助ですか?
- 検診は勤務時間中に受けられますか?
- がんの治療で休むとき、有給休暇とは別の休暇はありますか?
- 治療しながら働くための短時間勤務はありますか?
よくある質問
Q. 会社の健康診断で、がん検診は必ず受けられますか?
A. 必ずではありません。職場のがん検診は法律で決まった制度ではなく、会社や健康保険組合が任意で行うものです。会社に制度がなくても、住んでいる市区町村のがん検診を受けられる場合があります。
Q. 「健康保険組合の補助」と「会社の補助」は違いますか?
A. 出しているところが違います。健康保険組合は会社とは別の団体で、組合の制度として補助していることがあります。この記事では、各社の公式サイトに書かれているものはどちらも載せています。
関連する記事
出典:各社の公式採用ページ・公式サイト・サステナビリティページ(各社のページの出典リンクから確認できます)/大阪府「がん検診受診率向上事業(職域のがん検診推進)」
調べ方と出典(公式採用ページ・公式サイト・公式プレスリリースのみ)
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