有給を法律より早くくれる会社46社。入社日に10日、という会社がある

本記事の数字はすべて各社の公式採用ページ・募集要項に書かれているものです。口コミサイトの数字は使っていません。

年次有給休暇は、法律(労働基準法)では入社から6か月続けて働き、8割以上出勤して、はじめて10日もらえます。つまり最初の6か月は、法律上は1日もないのが基本です。

新入社員にとって、この6か月は地味に困ります。体調を崩しても、家族の用事が入っても、休むと欠勤になる。

そこで、入社日から有給を出す会社があります。公式ページにそう書いてある会社を数えたら、46社ありました。

入社日に何日もらえるか

会社入社日に付与される日数
セブン-イレブン・ジャパン10日
BASE10日
丸井グループ10日
コア12日(初年度。7年目から最大20日)
アバントグループ5日(入社初日に先行付与)
クラウドワークス5日(入社時に付与)
ぺんてる3日(6か月で10日、以降は法定どおり)

いちばん多いのは10日です。法律で6か月後にもらえる日数を、そのまま入社日に前倒ししている形になります。

ぺんてるの3日は少なく見えますが、「入社日から6か月までの空白を3日で埋める」という設計です。6か月たてば法定どおり10日が付きます。埋めているのは日数ではなく、期間のほうです。

「入社日から」ではなく「初年度から20日」の会社もある

入社日の付与とは別に、初年度の総日数を法定の10日より大きくしている会社があります。こちらのほうが総量では効きます。

会社初年度の年次有給休暇
ルネサスエレクトロニクス23日(2年目以降25日)
東北電力20日(取得率80%以上)
NGK(旧・日本碍子)20日(初年度より)
JX金属20日(入社後、最大22日)
若築建設20日(入社1年目から毎年4月1日に付与)
りそな銀行16日(2年目以降20日)
キリンホールディングス16日(勤続5年以上で20日)

ルネサスエレクトロニクスの初年度23日は、当サイトが収録している中で最も多い部類です。法定の10日に対して2倍以上あります。

見るときのコツ

求人票で有給の欄を読むときは、次の3つを分けて読むと間違えません。

  1. いつから付くのか(入社日か、6か月後か)
  2. 初年度に何日付くのか(10日か、20日か)
  3. 取得率が書いてあるか(東北電力は80%以上、ぺんてるは73.8%・平均12.6日と公式に書いている)

3つめが書いてある会社は多くありません。日数だけ大きくても使われていなければ意味がないので、取得率まで書いている会社は、それだけで読む価値があります。

数え方

当サイトが収録している会社のうち、年次有給休暇を入社日(または入社初日・入社月)に付与すると公式ページに書いてある46社を抜き出しました(2026年9月18日時点)。初年度の日数については、公式に日数が書いてある会社だけを挙げています。推測では埋めていません。

調べ方と出典(公式採用ページ・公式サイト・公式プレスリリースのみ)

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