日本生命 vs 第一生命 福利厚生を公式情報だけで比較

本記事の情報はすべて各社の公式採用ページ・公式サイトから取得したものです。口コミサイトの数字は使っていません。最終確認日は各社の企業ページに載せています。

国内の生命保険会社で長く首位を争ってきた2社を並べます。日本生命は相互会社、第一生命は株式会社(2010年に相互会社から株式会社に転換)です。同じ生命保険でも会社の形が違い、それが福利厚生の一部にも表れています。

18項目で並べる

  1. 初任給(大学卒)

    339,310円/月(総合基幹職・全国・グローバル型。固定残業手当25時間分を含む)

    WIN

    354,530円/月(基幹職。勤務手当を含む)

  2. 家賃補助

    WIN

    月20,000〜35,000円(エリア転勤型など)

    家賃補助の制度はないと明記(代わりに借り上げ社宅)

  3. 寮・社宅

    独身寮・社宅あり(全国転勤型が対象。使用料は物件により異なる)

    入社後5年間は借り上げ社宅。家賃の一定額を会社が負担(金額の記載なし)

    引き分け ― 両社とも公式に記載あり(差を付ける数字の開示なし)

  4. 転勤時の一時金

    WIN

    エリアブリッジ手当 最大50万円

    公式に記載なし

  5. 年次有給休暇

    公式に記載なし

    WIN

    年20日(初年度18日)

  6. 自由に使える特別休暇

    WIN

    ライフサポート休暇 年3日

    QOL向上休暇あり(日数の記載なし)

  7. リフレッシュ休暇

    勤続5年ごと(日数の記載なし)

    勤続5年〜40年の節目(日数の記載なし)

    引き分け ― 両社とも公式に記載あり(差を付ける数字の開示なし)

  8. 結婚休暇

    WIN

    挙式当日を含め通算5日

    公式に記載なし

  9. 子の看護休暇

    年10日(小学校入学まで)

    WIN

    年12日・有給(小学校6年修了まで)

  10. 育児休業の期間

    WIN

    子が満2歳〜満2歳半まで

    原則1歳6か月を過ぎた最初の4月末か10月末まで。最長2歳

  11. 育児の短時間勤務

    小学校入学後最初の8月末まで

    WIN

    小学校6年修了まで

  12. 男性の育休

    公式に記載なし

    WIN

    子1人につき有給を最大20日付与

  13. 保育の費用支援

    保育所利用補助あり(金額の記載なし)・提携保育所の優先紹介

    WIN

    早期復帰した社員に月5万円相当のポイント(子が2歳まで)

  14. 介護休業

    対象家族1人につき通算365日

    WIN

    要介護者1人につき通算730日

  15. 介護の短時間勤務

    WIN

    対象家族1人につき通算1,096日まで

    公式に記載なし

  16. 介護の休暇(日単位)

    公式に記載なし

    WIN

    介護サポート休暇 年12日・有給

  17. 生理のときの休暇

    公式に記載なし

    WIN

    エフ休暇 月2日・有給

  18. 勤務地の希望

    WIN

    ホームタウン制度(希望地域を登録)。配偶者の転勤・介護で勤務地変更も可

    公式に記載なし

勝敗は「公式に記載があるか」「数字まで開示しているか」「同じ指標なら数字の比較」だけで機械的に付けています。 制度の中身への当サイトの主観的な採点ではありません。「記載なし」は制度が無いという意味ではなく、公式ページで確認できなかったという意味です。

第一生命の9勝7敗2引き分け。ただし勝敗の数より、どこで差がついたかのほうが読みどころです。

違い1:日本生命は「住まいと転勤」、第一生命は「子育てと介護」

負けた項目の少なさで見ると、2社が力を入れている場所ははっきり分かれます。

日本生命が勝ったのは、住まいと転勤まわりです。家賃補助が月2万〜3.5万円、転居を伴う転勤で最大50万円のエリアブリッジ手当、希望する地域を登録しておけるホームタウン制度。「全国に転勤がある会社で、引っ越しの負担をどう減らすか」を具体的な金額で書いています。

第一生命が勝ったのは、子育てと介護まわりです。子の看護休暇は年12日で有給、使えるのは小学6年修了まで。男性の育休には有給20日、介護休業は通算730日、介護のための休暇も年12日が有給。家族のために休む日数と、休んでも給料が出るかを細かく書いています。

違い2:第一生命は「家賃補助はない」と自分から書いている

第一生命の募集要項には、家賃補助の制度はありませんと書かれています。そのうえで、入社後5年間は借り上げ社宅を用意し、家賃の一定額を会社が負担すると説明しています。

「ない」ことを先に書く会社は多くありません。家賃補助と借り上げ社宅のどちらが得かは、住む場所と家賃で変わります。考え方は社宅と住宅手当、どちらが得かにまとめています。

違い3:持株会は、第一生命にしかない

第一生命には従業員持株会があり、グループの加入率は91.0%(2026年4月末時点)と公表されています。日本生命は相互会社なので、そもそも株式がありません。持株会がないのは制度の良し悪しではなく、会社の形の違いです。そのため、この項目は表の勝敗には入れていません。

この比較でできていないこと

正直に書いておきます。

  • 日本生命の年次有給休暇の日数は、当サイトが確認した公式採用ページに書かれていませんでした
  • 両社とも、リフレッシュ休暇の日数を公式に書いていません
  • 第一生命の借り上げ社宅で、会社が負担する金額は公表されていません
  • 初任給は、日本生命が固定残業手当25時間分、第一生命が勤務手当を含んだ額です。含まれる手当の中身が違うので、額の差がそのまま基本給の差ではありません

どちらを選ぶかの目安

この記事の数字から言えることは、これだけです。

  • 全国転勤を前提に、住まいの手当を重く見るなら日本生命。家賃補助の金額と、転勤時の最大50万円が明記されています
  • 子育てや親の介護と両立したいなら第一生命。看護休暇・介護休暇がどちらも年12日の有給で、男性の育休にも有給20日がつきます
  • 働く地域を自分で選びたいなら日本生命。ホームタウン制度で希望地域を登録できます
  • 初任給の額面だけなら第一生命。大学卒で月15,220円高く書かれています(含まれる手当の違いに注意)

制度の一覧と出典リンクは、日本生命のページと第一生命のページにまとめています。


この記事の勝敗のつけ方:制度の質を主観で採点することはしていません。①公式に記載がある方が、記載のない方に勝つ ②数字(金額・日数・率)まで書いてある方が、制度名だけの方に勝つ ③どちらも数字を出している場合は、その項目で有利な方が勝つ、の3つだけで機械的に決めています。どちらも記載がない場合、どちらも数字がない場合は引き分けです。

調べ方と出典(公式採用ページ・公式サイト・公式プレスリリースのみ)

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この記事を書いた人

福利厚生JP 編集部|各社の有価証券報告書・公式採用ページ・公式サステナビリティサイトだけを情報源にしています。金額や比率は、公式に書かれている数字だけを載せ、推測では埋めません。確認できなかった項目は空欄のままにしています。

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