電力会社系の電気工事7社を並べる。寮は月3,000円から、奨学金は最大180万円

この記事の数字は、すべて各社の公式採用ページ・募集要項に書かれているものです。確認日は各社の企業ページに載せています。

電力会社の送配電設備や、駅・ビルの電気設備をつくる会社があります。大手電力会社ごとに1社ずつあり、名前が「◯電工」で似ているのに、待遇はけっこう違います。

当サイトに収録している7社を並べました。母体になっている会社もあわせて書いておきます。

会社母体収録している制度
関電工東京電力グループ35件
クラフティア(旧・九電工)九州電力グループ30件
トーエネック中部電力グループ36件
中電工中国電力グループ16件
四電工四国電力グループ28件
ユアテック東北電力グループ11件
日本電設工業JR東日本グループ11件

1. 寮の本人負担は月3,000円から

この業種でいちばん目を引くのが寮の安さです。金額を公式に書いている4社を安い順に並べます。

会社制度名本人負担
トーエネック社有寮月3,000円(代用寮は月6,000円)
クラフティア(旧・九電工)独身寮月7,000円(30歳未満の独身者・単身赴任者)
中電工寮・社宅月9,000円程度
関電工独身社宅月10,000円(1Kタイプ・当初5年間)

トーエネックの月3,000円は、当サイトが収録している全1,151社のなかでも安い部類です。ひと月の家賃が3,000円なら、年間で36,000円。都内でワンルームを借りれば月8万円前後かかることを思うと、差はそのまま手取りに乗ります。

借上社宅の書き方も分かれます。四電工は本人負担25%、クラフティアは契約家賃の55%を本人が負担し、会社が月40,000円を支給(30歳未満の独身者の場合)と、負担の決め方そのものが違います。ユアテックと日本電設工業は制度があることは書いていますが、金額は公式に出ていません。

2. 奨学金返還支援は7社中6社にある

この業種は、奨学金の返還支援がほぼ標準装備です。7社中6社が公式に書いていて、しかも上限180万円が横並びになっています。

会社月額の上限期間総額の上限
中電工15,000円最長10年180万円
クラフティア(旧・九電工)15,000円最長10年記載なし(新卒入社者全員が対象)
四電工15,000円最長10年180万円
ユアテック記載なし記載なし180万円
日本電設工業記載なし記載なし180万円
トーエネック記載なし記載なし84万円

月15,000円・最長10年・総額180万円が、この業種の「型」になっています。3社が一字一句に近い書き方をしていて、どこかが始めたものが広がったように見えます。

3. 年間休日は124〜128日

会社年間休日初年度の年次有給休暇
関電工128日(2023年度)23日(繰越して最大46日保有可)
ユアテック127日(2026年度)15日
四電工127日(2026年度)記載なし
トーエネック124日(2025年度)15日(4年目以降20日)
中電工記載なし(会社指定日12日の内訳あり)20日
日本電設工業記載なし21日(最高25日)
クラフティア(旧・九電工)記載なし15日(2年目以降20日)

初年度の有給は、関電工の23日と日本電設工業の21日が抜けています。法定は入社半年後に10日なので、その倍ということになります。積立有給も4社にあり、ユアテック・日本電設工業・関電工が最大50日、トーエネックが最大40日です。

4. 手当に会社の性格が出る

同じ業種でも、何にお金を付けるかは違います。

  • 中電工の次世代育成手当:子1人につき月15,000円を、年度年齢18歳まで。子ども2人なら月30,000円で、18年で累計648万円になります
  • クラフティアの養育手当:配偶者が専業で子ども1人なら月15,000円、2人目から8,000円ずつ加算
  • 中電工の地域手当:東京・横浜は月30,000円、大阪・名古屋は月15,000円
  • クラフティアの特定地域業務手当:東京・関西・沖縄で月16,000円、離島は6,000〜12,000円。施工管理手当は1日1,000円
  • クラフティアの定年退職者記念旅行:勤続30年以上は20万円、20年以上30年未満は15万円。あわせて5日間の特別有給休暇
  • 日本電設工業のトータル福利厚生サービス:毎年40,000円相当のポイント

初任給(大学卒)

会社初任給備考
日本電設工業275,530円修士了289,170円
中電工275,000円基本給+資格給。大学院285,000円
ユアテック260,000円修士275,000円、博士292,000円

関電工・クラフティア・トーエネック・四電工は、当サイトで初任給を確認できていません。

この記事でできていないこと

  • 7社とも、賞与の月数を公式に書いているのはトーエネック(前年実績・平均約6.0か月分)だけです
  • 借上社宅の会社負担額は、関電工・ユアテック・日本電設工業では公表されていません
  • 母体の電力会社(東京電力・九州電力など)の制度とは別物です。グループ会社の福利厚生は各社で決まります

数字が増えしだい、このページも更新します。

Relatedこの記事を読んだ人が次に読む記事

Popularよく読まれている記事

  1. 1持株会の奨励金率が高い企業ランキング 2026年最新
  2. 2年間休日が多い企業ランキング 130日の会社はどこか 2026年最新
  3. 3奨学金返済支援がある企業一覧 2026年最新
  4. 4引越・入社支度金の企業ランキング 2026年最新
  5. 5リフレッシュ休暇がある企業ランキング 2026年最新

直近28日の検索からの閲覧数の実測です(2026-09-03 時点)。

Latest新しい記事

この記事を書いた人

福利厚生JP 編集部|各社の有価証券報告書・公式採用ページ・公式サステナビリティサイトだけを情報源にしています。金額や比率は、公式に書かれている数字だけを載せ、推測では埋めません。確認できなかった項目は空欄のままにしています。

編集方針とデータの作り方|誤りのご指摘はこちら

← 記事一覧に戻る