野村ホールディングス vs 大和証券グループ本社 福利厚生を公式情報だけで比較

本記事の情報はすべて各社の公式採用ページ・公式サイト・有価証券報告書から取得したものです。口コミサイトの数字は使っていません。最終確認日は両社とも2026年9月8日です。野村ホールディングスの制度の一部(初任給・年次有給休暇・傷病等休暇・カフェテリアプランなど)は2026年8月16日確認の「要再確認」扱いの行で、当サイトの企業ページにもその旨を表示しています。

証券大手2社の持株会社を、公式に書かれていることだけで並べます。どちらが優れているかを決める記事ではありません。同じ項目に、どちらが数字を出しているかを見る記事です。

先に、比較の前提を2つ断っておきます。

  • 比べているのはどちらも持株会社です。野村ホールディングス(従業員約26,000名)と大和証券グループ本社(従業員約15,284名)。野村の制度は中核子会社・野村證券の採用ページに書かれたものが中心で、社宅制度のように「野村證券の制度」と明記されているものがあります。大和の制度はグループの公式サイトと採用ページに書かれたものです。
  • 「公式に記載なし」は「制度がない」という意味ではありません。公式ページに書かれていないだけ、という場合があります。とくに大和証券グループ本社の住宅関連制度は、公式サイトの複数ページを確認しても記載が見当たらなかった、という記録です。

18項目で並べる

  1. 初任給

    WIN

    300,000円/月(公式採用ページ)

    公式に記載なし(当サイト未確認)

  2. 年次有給休暇

    WIN

    最大28日

    日数は公式に記載なし

  3. リフレッシュ休暇

    WIN

    連続5営業日を年2回

    公式に記載なし

  4. 傷病・生活のための有給休暇

    傷病等休暇 年50日

    ライフサポート有給休暇 最大50日

    引き分け ― 両社とも公式に記載あり(差を付ける数字の開示なし)

  5. 出産祝い金

    公式に記載なし

    WIN

    第3子以降 200万円(第1子・第2子の額は記載なし)

  6. 託児・保育の費用補助

    WIN

    託児所等費用補助 子1人につき月20,000円(3歳未満)

    保育施設・学童保育の費用補助(小学3年生修了まで)。金額は非公開。会社契約のベビーシッターを特別料金で利用可

  7. 父親の出産・育児の休み

    配偶者出産休暇 子1人につき5日(有給)。出生時育児休業は最大28日

    男性の育児休職は最大4週間の給与を保障。妊婦エスコート休暇あり

    引き分け ― 両社とも公式に記載あり(差を付ける数字の開示なし)

  8. 男性の育児休業取得率

    当サイトでは未確認

    WIN

    101%(グループ連結)

  9. 育児休職の期間

    子が満2歳になる前日まで

    WIN

    子が3歳に達する前日まで

  10. 短時間勤務

    制度あり。期間は公式に記載なし

    WIN

    子どもが小学校を卒業するまで。育児以外の事由でも利用可

  11. 介護

    介護休業 通算365日(3回まで分割)。介護休暇 年5日

    WIN

    介護休職 累計1,095日(4回まで分割)。介護休暇 年5日。介護帰省手当あり(金額は記載なし)

  12. 持株会・NISAの奨励金

    WIN

    従業員持株会 拠出額の10%。つみたてNISA 拠出額の5%

    公式に記載なし

  13. 社宅・独身寮

    WIN

    独身社宅 本人負担 月5,000円(30歳まで・非管理職・独身)。35歳までは上限家賃の80%を会社負担

    公式サイト・採用ページに住宅関連制度の記載なし

  14. カフェテリアプラン

    WIN

    年42,000円相当のポイント

    公式に記載なし

  15. 女性の健康

    WIN

    卵子凍結費用補助 上限40万円。低用量ピルの費用を全額補助。29歳以下は子宮頸がん検診

    エル休暇、特定不妊治療費用補助(金額は非公開)、婦人科医のオンライン相談「Daiwa Online Care」

  16. 学び・資格

    Nomura Business Academy(オンライン研修・通学支援・資格試験の受験支援)。金額は記載なし

    WIN

    Udemy Business 約30,000講座。100を超える資格の講座受講料と受験料を補助

  17. 働き方

    短時間勤務・フレックスタイム・在宅勤務

    全部署でリモートワーク可。コアタイムあり/なしを選べるフレックス

    引き分け ― 両社とも公式に記載あり(差を付ける数字の開示なし)

  18. 平均年収(有価証券報告書)

    1,421万円(平均年齢45.1歳)

    WIN

    1,793万円(平均年齢41.6歳)

勝敗は「公式に記載があるか」「数字まで開示しているか」「同じ指標なら数字の比較」だけで機械的に付けています。 制度の中身への当サイトの主観的な採点ではありません。「記載なし」は制度が無いという意味ではなく、公式ページで確認できなかったという意味です。

野村ホールディングスの8勝7敗3分。ただし勝敗の数より、どこで勝ったかのほうが読みどころです。野村が取ったのは初任給・有給の日数・社宅の本人負担・託児費用補助・持株会の奨励金・カフェテリアプラン・卵子凍結費用補助といった「金額と日数を出している項目」で、大和が取ったのは出産祝い金・男性育休取得率・育児休職の期間・短時間勤務の期間・介護休職の日数・平均年収といった「期間の長さと実績」でした。

福利厚生偏差値は野村ホールディングスが上です。野村は73.1で全1,141社中40位(銀行・証券・保険102社中3位)、大和証券グループ本社は64.9で637位(同45位)。差がつくのは、大和が住宅・カフェテリアプラン・持株会といった軸で公式に何も書いていないためで、「制度が無い」と決まったわけではありません。

出典:野村ホールディングス 公式サイト/大和証券グループ本社 公式サイト/両社の企業ページ(野村・大和)に制度ごとの出典を載せています。

違い1:野村は「月いくら」を、大和は「何年まで」を書いている

同じ子育ての制度でも、出している数字の種類が違います。

野村ホールディングスは金額を書いています。託児所等の費用補助は子1人につき月20,000円、社宅の本人負担は月5,000円、持株会の奨励金は拠出額の10%、つみたてNISAは5%、カフェテリアプランは年42,000円相当。この記事の規則では「数字を出している方が勝つ」ので、こうした項目は野村が取ります。

大和証券グループ本社は期間を書いています。育児休職は子が3歳になる前日まで、短時間勤務は小学校卒業まで、介護休職は累計1,095日(3年)まで。金額を出しているのは第3子以降の出産祝い金200万円だけですが、期間の長さでは大和が野村を上回っています。

違い2:出産祝い金は大和の200万円が目立つが、第1子・第2子は書かれていない

大和証券グループ本社の第3子以降出生祝い金200万円は、当サイトで育児・出産の支援額を公開している89社の中で6位です。ただし公式サイトには第1子・第2子の額が書かれていません。野村ホールディングスの公式ページには出産祝い金の記載を確認できませんでした。

違い3:社宅は野村だけが書いている

野村ホールディングス(野村證券)は、30歳までの独身・非管理職なら月5,000円で会社指定の独身社宅を使え、35歳までは上限家賃の80%を会社が負担すると公式ページに書いています。大和証券グループ本社は、公式サイトの働きがい・採用・ダイバーシティ・健康経営の各ページを確認しても住宅関連制度の記載が見当たらず、当サイトでは「公式ページに記載なし」として載せています。

この比較でできていないこと

正直に書いておきます。

  • 野村ホールディングスの初任給・年次有給休暇・傷病等休暇・カフェテリアプラン・つみたてNISA奨励金は「要再確認」の行です。2026年8月16日の確認時に公式採用ページから拾った数字ですが、当サイトの企業ページでは一次情報として確定していません。
  • 大和証券グループ本社の新卒採用サイトはJavaScriptで描画されるページが多く、福利厚生一覧ページの有無まで確認できていません。初任給・有給日数・住宅制度はそのために「記載なし」になっている可能性があります。
  • 野村ホールディングスの男性育児休業取得率は当サイトで未確認です。
  • どちらも在宅勤務手当・通勤手当の上限額は公式ページに書かれていません。

確認できしだい、このページの数字も更新します。

どちらを選ぶかの目安

この記事の数字から言えることは、これだけです。

  • 毎月の出費で選ぶなら野村ホールディングス。独身社宅は月5,000円、託児費用は月20,000円の補助、持株会は10%の奨励金と、金額が公式に出ています
  • 子育て・介護を長く続ける前提で選ぶなら大和証券グループ本社。育児休職は3歳まで、短時間勤務は小学校卒業まで、介護休職は累計3年と、期間が長く書かれています
  • 在籍中の平均年収で選ぶなら大和証券グループ本社。1,793万円で、野村ホールディングスより372万円高い(どちらも持株会社単体の有価証券報告書の値)
  • 女性の健康支援の金額で選ぶなら野村ホールディングス。卵子凍結費用補助の上限40万円と低用量ピルの全額補助を公式に書いています

制度の一覧と出典リンクは、野村ホールディングスのページと大和証券グループ本社のページにまとめています。


この記事の勝敗のつけ方:制度の質を主観で採点することはしていません。①公式に記載がある方が、記載のない方に勝つ ②数字(金額・日数・率)まで書いてある方が、制度名だけの方に勝つ ③どちらも数字を出している場合は大きい方が勝つ、の3つだけで機械的に決めています。どちらも記載がある/どちらも金額がない/数字が同じ場合は引き分けです。

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福利厚生JP 編集部|各社の有価証券報告書・公式採用ページ・公式サステナビリティサイトだけを情報源にしています。金額や比率は、公式に書かれている数字だけを載せ、推測では埋めません。確認できなかった項目は空欄のままにしています。

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